⚪️山川草木とは

山川草木とは、山・川・草・木といった自然界にある食物・地形など、自然の風景・事物を総称する言葉

山川草木は、単なる風景描写としてだけでなく、仏教用語の「山川草木悉有仏性(さんせんそうもくしつうぶっしょう)」のように、人間以外のすべての自然物にも仏になれる可能性があることを説く文脈・情景豊かな自然全体を指す表現として用いられる

別名：Nature’s landscape、ネイチャーズ・ランドスケープ、さんせんそうもく

類似：花鳥風月、森羅万象、自然

対比：人間社会、都会、人工物

山川草木の特徴は、「具体性(『自然』という抽象概念ではなく、目に見える個々の要素を列挙している)」

山川草木の特徴は、「静的・不動性(動物を含まず、植物と地形という動かないものを中心に構成されている)」

山川草木の特徴は、「情緒性(単なる物質の集まりではなく、四季の移ろいや風情を感じさせる対象として捉えられる)」

山川草木が生じる理由は、「地質活動と植生遷移(プレートの動きや浸食作用による地形形成と、そこへの植物の定着)」

山川草木が生じる理由は、「言葉による世界把握(人間が自然界を認識する際、目立つ要素を並べて全体を表現しようとした)」

例：「山川草木悉有仏性」という言葉を用いて、環境保護や生命尊重の精神を説く

例：俳句や短歌において、特定の景色ではなく自然界全体への愛着を表現する

例：寺院の庭園を眺めながら、そこにある石や苔、木々すべてに命や趣を感じる

表現：山川草木を愛でる

表現：山川草木に宿る